長州イズムって何だ!? 第9回

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長州イズムって何だ!?
連載9 文 安田拡了
〜4月で退団しようと思った和田を思いとどまらせた石井の言葉。その言葉を胸に抱いて8・19へ!

 和田城功は8月19日の選手会興行「TAKE OFF」(後楽園ホール)で第一試合を受け持つ。
 第一試合はメインと同じ。第一試合でその日の興行が決まるというのがわかっている和田は武者震いが出るほどだ。
「いまでもWJ旗揚げ戦の第一試合、石井vs宇和野戦には圧倒される思いでいます。いろんな試合を見ていますが、あれ以上の試合はなかなかない」という。
 今回、第一試合に選ばれたと言うことに、和田は和田なりに特別な気持ちを持っている。
 和田は負傷4ヶ月ほど試合を休んでいる。元はといえば、昨年8月。試合で右手の親指を骨折し、そのあとギブスをして試合をしていたら、そのギブスの部分を攻められて尺骨も折れた。
 11月になった。すると今度は和田の足に痺れが出てきた。椎間板ヘルニアだった。
 それでも休んではいけないと、年を越してもだましだましリングに立ってきた。だが、肉体的に、もう限界だった。
(もうダメだ。プロレスラーを断念する時かもしれない)
 と思った。
 それまでWJにはいろんな出来事が起きていた。中嶋勝彦も悩んで悩んでWJを辞めようとしている頃で和田も立場は違うが悩んでいたのだ。
「やるかやらないかだけだ。自分の判断で決めろ」
 と長州には言われた。
 今年の4月、和田は辞めるつもりでリングに上がった。もう思い残すことはないという気持ちだった。いや、そういうふうに思わなければ、終われなかったのだ。
 なぜなら、やりたい気持ちはあるのに、体が動かなかったからだ。
 最後の試合を終えた夜、合宿所の部屋にいる和田を訪ねてきたのは石井智宏だった。
「25歳という遅い年齢でデビューして、せっかく、いままで頑張ってきたのに、それでいいのか。何とか腰を治して頑張ってみろ」
 石井のその一言がなければ、和田はその日をもってWJにはいなかっただろう。これまで、いろんな相談に乗ってくれたのは石井だった。この時も石井が心配して和田を励ましにきたのだ。
 和田は長州と一緒にやっていきたかった。石井の励ましを受けながら子供の頃を思い出していた。
 子供の頃の和田は肥満でいじめられっ子だった。学校も行かなくなった。しかし、ある日、長州の試合を見た。その反骨のエネルギーに打たれて、徐々に立ち直っていったのだ。
 そんな子供の頃の記憶が蘇ってくる。いわゆる、和田の原点というものがそこにあった。
(俺が立ち直ったのは長州さんの試合を見たおかげだ。ここであきらめてしまったら、俺は立ち直っていないことになる。それに、俺のようないじめられっ子を励ますためにも頑張らなきゃ…)
 悩んでいた和田を原点に戻してくれたのは石井だった。
 仲間。
 悩んでいるときに一緒に悩んでくれるのが仲間である。そんな仲間とずっと一緒にやっていきたいと思った。和田はなんとか腰を治して頑張ってみようと思い直した。
「いまも、体は完全じゃないですよ。ドクターストップがかかっている状態。だけど、こんな時に休んでいる場合じゃない。自分との闘い。まずはリングに立てるようにもっていかなきゃならない」
 自分たちの再スタートともいえる選手会興行。WJ旗揚げの石井vs宇和野戦の凄い試合が和田には重くプレッシャーとしてのしかかっているが「いつ体がおかしくなっても不思議じゃない。僕にとっては毎日、引退試合と同じ。だから全力でぶつかっていくだけです」と腹を決めている。
 (続く)

週刊プロレス No.1219 2004/8/25号(8/11発売)より


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最終更新日: 2016-03-06 (日) 00:20:26 (1663d) HTML生成時間: 0.059 秒
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