長州イズムって何だ!? 第7回

このページのURL
ワジャ族ノ里R
マグマへようこそ リロード  差分  添付  トップ  一覧  単語検索  最終更新  バックアップ  ヘルプ 
Top / 長州イズムって何だ!? 第7回

マグマは2度移転しましたが無くなってしまったようです。
このサイトは2005年9月時点のマグマです。閲覧のみ可能ですので懐かしんで読んでみて下さい。

長州イズムって何だ!?
緊急短期集中連載7 文 安田拡了
〜インディーズにこだわってきた矢口壹琅の原点は長州力だった。矢口のロマンと理想を求めて──。

 先週号でも書いたが、長州と若手たちを理想的に解釈すれば、幕末の「松下村塾」に似ている。
 吉田松陰とその弟子たち。吉田松陰の生き方は「あくまで権謀術数ができないし、そのつもりもない」という誠実なもので理想家だった。で、そんな松陰のもとに階級に関係なく風雲の志を持った者たちが集まった。高杉晋作、久坂玄瑞、伊藤博文ら明治維新の立役者になる人物たちが多く輩出しているのはご存じのことだろう。
 と、そんな書き出しで始めるといかにも大げさなと思われるだろうが、時代の生き様とジャンルの違いだけで”長州塾”はプロレス版の松下村塾に似ていると思う。
 とくに長州がWJと若手選手を分離させたことで、若手たちの意識の中では長州塾というネーミングがぴったりとハマっているような気がしないでもない。
 話は変わる。これまで気になっていたことを書こう。矢口壹琅のことだ。矢口はなぜWJの選手でもないのに長州のところで戦い続けているのか。
 単にファイトマネーのことではないものがそこにある。失礼ながらWJの興行に出ても、たいしたお金になるはずもないからだ。
 矢口にそのわけを聞きたかった。おそらく長州に対する思い入れというのは陳腐な言い方だが、松下塾に集まった若者たちの風雲の志に似たものが、そこにあるに違いないと感じていたからだ。
「僕は挫折の中で音楽にのめり込もうとした時、ちょうど長州さんの噛ませ犬発言があって長州さんが、のし上がっていく時だった。それが僕に勇気を与えた。これまで一度も言ったことがなかったんですが、その時点から長州力というレスラーが好きだったんです。そのあと浜口さんのところに行ってプロレスラーになろうとする時に”インディーズでプロレスをやっていきたい”と決意した。それはアメリカでWWFにいかずにインディーズでブロディが闘っていたのを見たからなんですね。お客さんの近いところで暴れまわっていた。こういうふうにやってみたいと思った。僕の原点は長州さんとブロディなんです」
 その長州がインディー批判をしていたことがあった。矢口は憤りを感じた。しかし、当時の長州は新日本にいて、その憤りをぶちまける機会すらなく時が過ぎていった。
 矢口という男が長州という男にちゃんと接したのはWJに入ってからだった。永島専務が、安生が負傷をしたため、懇意だった大仁田厚のところにいた矢口に電話をし「これから弘前に来てくれないか」と要請したのだ。これこそ運命といっても良かった。なぜなら、矢口はこの日、大仁田の事務所を辞めてきた直後だったからである。
 以来、矢口はWJの興行があれば出続けている。
 長州と同じリングに上がった矢口は、いっぺんに長州に惹きこまれた。
 インディーを批判した長州。どんなふうに自分のプロレスがこき下ろされるか…。
 しかし、長州は何も言わなかった。無言で矢口を使い続けた。
 なぜだったのか。
 それは、矢口がスタイルなんかを気にする人間ではなく、真っ直ぐな気持ちで試合をしたからだろう。長州はそういう人間を愛する男だ。小手先のプロレスが嫌いで気持ちで真っ直ぐに向かっていくプロレス。たとえば相手が思いっきり一発殴ってくれば、3倍にして返すだけ。飾り気がない。不器用な生き方だが、それが自分には一番似合っていると信じている。長州は矢口も同じ人種だなと肌で感じたに違いない。
 矢口は矢口で長州の生き方に憧れた頃を思い出していた。そしてあらためて「長州さんに出会えた」喜びを噛みしめていた。
(続く)

週刊プロレス No.1217 2004/8/11号(7/28発売)より


他の回をチェックする

長州イズムって何だ!?に戻る
Hall of Flame(爆弾/危印発言集)に戻る
マグマに戻る


  • 矢口が大仁田の事務所を辞めた理由が一番気になるな -- らら 2004-11-23 (火) 23:48:10

広告
最終更新日: 2016-03-06 (日) 00:20:26 (1663d) HTML生成時間: 0.049 秒
リロード   差分 添付   トップ 一覧 検索 最終更新 バックアップ   ヘルプ   最終更新のRSS
本サイトに掲載されている、すべての記事・画像・ムービー等の、無断流用・転載は《・∀・》カタカタ 。

このホームページについてWJプロレス概要 弊サイト管理人マグマ管理人(仮名)よりご挨拶WJスレ後援会

wjスレ公認サイト 世界日本制覇ワジャ族ノ里R
PukiWiki 1.5.0 Copyright © 2001-2006 PukiWiki Developers Team. License is GPL.
Based on "PukiWiki" 1.3 by yu-ji Powered by PHP 5.3.29