長州イズムって何だ!? 第30回

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長州イズムって何だ!?
連載30 文 安田拡了
長州イズムとは荒涼とした場所にのびていく雑草の力であり、殺伐とした1・5はその場所だった!

 1・5後楽園大会の長州力のド迫力にある人が叫んだ。
「やっぱり、長州は雑草の男なんだよ! こういう場こそ長州が生きるんだよ!」
 金村キンタロー相手に凄い迫力だった。試合を終えて、金村が軍門に下るかどうかの瞬間。マイクで「さあどうするんだ!」と怒鳴った。凄みが会場に響いた。
 怖い長州力の姿がそこにあった。4日の新日本のドームで長州は蝶野、天山と巴戦をおこなった。
 何かにあきれ返ったかのように、狡構Eな試合″をこなしているだけだったと思う。
 本来の長州の激しい鼓動が伝わってこなかったのだ。
 あのリングはなんだったのだろうか、とあらためて思う。あの時、期待していた人の多くが「長州力はすでに終わったのか」と嘆息したことだろう。
 しかし、この日の長州は4日のそれではなかった。
 生きるか死ぬか!
 そういう場でないと長州力という男の魅力は引き出せない。平和なリングでは雑草は目立たないし、生きようとしない。
 まさに長州は荒涼とした場所にのびていく雑草であり、1・5はその場所だった。つまり、長州の雑草としての強さが発揮されるのは、殺伐としたリングの上しかないのである。
「生きるか死ぬか」の瀬戸際の舞台だったからこそ、長州の激しい鼓動が伝わってきたのだ。
 金村が軍門に下るのを非道らアパッチがなじった。そして、控室前の廊下でやりあった。
 長州が目を剥いて怒鳴った。
「てめえら!これからどうやって生きてくんだ!バカか、この!」
 はっきり言って、凄い言葉だ。生々しい現実の感情がほとばしっている。カツコイイ言葉というのは、こういう心の奥底から叫ぶ声だとつくづく思う。
 少し話が前後する。
 石井智宏はメインの長州力をどうとらえていたのだろうか。
 セミファイナルで宇和野との激闘を終えた石井は一度、リングを下がって控室に戻ろうとしたが、控室に入るドアを開けたら、記者たちが待ち構えていた。
 それを見た石井はすぐにリングに引きかえした。
 石井はなぜリングに戻ってしまったのだろうか、と平和な質問を投げかけたくはない。
 石井は、会社の存亡をかけた大事な「長州力と金村キンタローの一騎打ち」の前に、試合のコメントを吐いている場合ではないと思った。そんな悠長な時ではないと。しっかりと自分の目にメインを刻み込んで好きたかったのである。
 この時、石井もまた生きるか死ぬかの中にいたということだ。
 長州の闘いぷりに客席から「長州、すげえ。怖いよ!」という声が石井の耳に聞こえてきた。
 その時は試合に集中していた石井だが、いまになって、その声を思い出して「殺伐としていて、ああいう声が客席から洩れるというのが、いつも長州さんの言う闘いということなんですよ。きれいな技を出すんじゃなくて、気持ちを吐き出すというか…。長州さんがWJを立ち上げた時に俺たちに言った闘いというのは、こういうことなんです」と話す。
 リキプロの存亡をかけた一戦だった。敗北した金村は長州の軍門に下ったが、金村も長州と毛色は違うが雑草の男だ。だから、試合がイキイキと盛り上がったと言っていい。
 掌こそが長州力。長州イズムとは雑草の力のことを言うのだ。
 さて非道らアパッチも、どちらかというと雑草である。これからリキプロのリングで、こちらの雑草たちは長州という大きな雑草に立ち向かおうとしている。
 舞台は1・31名古屋!

(続く)

週刊プロレス No.1236 2005/1/26号(1/12発売)より


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最終更新日: 2016-03-06 (日) 00:20:26 (1663d) HTML生成時間: 0.052 秒
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