長州イズムって何だ!? 第23回

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長州イズムって何だ!?
連載23 文 安田拡了
リキプロ参戦!?長州の姿を見て「プロレスラーである以上、もう一度、輝いてみたい!」(青柳政司)

 長州力が新日本のリングに戻って大きな「長州コール」を受けているのを見て「やっぱり凄いなあ」と感動したのはリキプロのメンバーだけではない。
 青柳政司もその一人だった。
 いま青柳はフリーとしてNOAHのリングで連戦している。しかし、昔のようにマスコミに登場することが少なくなっていた。
(俺も47歳。いつの間にか年老いてしまった。それに引きかえ、長州さんは団体を旗揚げして、再び新日本に牙をむいて…。どこまでやるんだろう。やっぱり、プロレスラーというのは、いつまでも輝いていなけりやダメなのか。俺はこのままでいいのか。最後にもう一度、俺もあんなふうに輝かなくていいのか!)
 そう思うと、青柳はいてもたってもおれなくなってきた。
 というのは、11月初旬、リキプロの関係者から「サイパン興行と来年の1月の後楽園ホール大会に出場してみないか」と誘われたからだ。
 誘われて、すぐに頭に浮かんだのがNOAHの三沢光晴社長の顔だったらしい。
(俺も輝く!NOAHのリングでもう一度、輝いてやる。リキプロにも上がって、長州さんを相手に暴れてみたい! しかし、三沢社長には世話になっている。リキプロの誘いは断らなければならないのか。いや、どうしても上がってみたい!)
 フリーの立場なんだから、そこまでNOAHのことを気遣う必要はない。リキプロに上がったところで差しさわりなど出るわけがない。しかし、青柳にしてみればそれほど三沢に対して温情を感じていて、そう思わずにはおれなかったのだろう。
 一方で、リキプロの誘いに青柳はどうしてもリキプロのリングで長州力と闘ってみたいという激情がムクムクと突き上げてきている。この感情は無視することは出来なかった。
 かつて青柳が新日本に上がることになった時、初めて会った長州から、プロレスはそんなに甘くはないんだといわんばかりに受け身を何百回と練習させられた。
「青柳、プロレスの世界で上に上がりたいんなら、ちゃんとした受け身をやれなきゃダメだ」
 そばにはアニマル浜口がいて、疲れはじめると「気合だ!」と言って受け身を続けさせた。
 1時間ほど受け身をやり続けた青柳の背中は真っ赤に腫れあがって、痛さを通り越すほどになった。
 青柳は30歳を過ぎていた。空手道場・誠心会館の館長として弟子たちもいっぱい持っていた。そんな男だけに一からプロレスをやりはじめようとしているにしても、受け身の繰り返しは屈辱だった。
 その真っ赤に腫れ上がった背中のままで試合をやらされた。相手は栗栖正信。栗栖はプロレスの洗礼とばかりに腫れ上がった背中をイスで叩きまくった。
「この野郎! いつか、思い知らせてやる!」
 青柳は激しい歯軋りをした。
 やらされるほうは辛さのほうが先立って、やらせる相手を恨む。しかし、必ずあとになって「あの時、やっておいてよかった」となるものだ。青柳もそうだった。当時は、悔しい思いをした。ところが、いまとなって、長州の練習の厳しさとプロレスの厳しさが役立っていることに気づくのだ。
「あの時があるから、いまでも何とかいろんな技をもらいながらも受け身だけはできるんです。考えてみれば長州さんは大恩人ですよ。しかし、いつかはこの世界にいる以上、思い知らせてやると、ずっと思っていた。いま、俺はもう一度、輝きたいと思っている。かつて俺にプロレスの厳しさを教えてくれた長州さんが、またそれを敢えてくれた」
(続く)

週刊プロレス No.1233 2004/12/1号(11/17発売)より


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最終更新日: 2016-03-06 (日) 00:20:25 (1663d) HTML生成時間: 0.046 秒
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