長州イズムって何だ!? 第13回

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長州イズムって何だ!?
連載13 文 安田拡了
〜「一度決めたら投げ出さない。俺なんかより信念がある」と長州が言う。リキプロに保永昇男あり!

 人間にはいろいろな欲望がある。その欲があるために、人とのつながりは結ばれたり切れたりもする。
 どの業界でも同じだが、特にプロレス界というところは、それが表面に出やすい。
 だが、この人物だけは違う。他人が欲によってどうなろうとも、自分だけは一度決めた信念を絶対に曲げないというタイプ。
 プロレス界にあっては、実に希有な人物で、その生き方は「一度兄弟の契りを結んだ限りは何があろうと裏切ってはいけない」という任侠道に近いようにも思えてしまう。
 保永昇男がその人物だ。
 昨年後期、WJは経営が行き詰まって給料のカットが選手達に申し渡された。その時、選手たちは次々とWJを離れていった。
 暮らせないし、プロレスラーとして戦える場所が少なくなってしまうのだから離れていくのは仕方がないことだった。長州も引き止めることができるわけがなかった。
 その中で一言も文句を言わず、最後までWJに残ったのが保永だった。こうして8月に選手とWJを分離された時、保永は、ごく自然にリキプロ所属の専属レフェリーとなった。
 先週のグラビアで居酒屋シーンを掲載し「長州力と4人の仲間たち」とタイトルに書いた。その席に保永がいなかったからそうなったが、本来、リキプロを称するなら「長州力と保永昇男と4人の仲間たち」にするか「長州力と5人の仲間たち」にしなければならなかった。
 長州は「保永には言い尽くせないほど助けられているよ。感謝していますよ。気づかいが鋭いですよね。俺なんかが気づかないことを黙って選手に対してやってくれている。業界のことを知り尽くしているし、やることに説得力がありますからね。一度決めたら投げ出さない。俺なんかより強い信念がある」というが、選手たちにとっても保永の存在はなくてはならぬほどである。
 選手たちが驚くのは、現役を退いてから6年も経っているのに選手たちと同じ練習メニューを黙々と一緒にこなしていくことだった。
 そうしながらレスリングの指導、足の取り方やワザの切り返しなど細かいところまで指導していくといったコーチの仕事までやる。
 長州の言うように選手への気づかいも鋭い。
 石井が言う。
「常に自分たちの体のことを心配してくれるんですよね。練習をやると疲労がたまってくるじゃないですか。そうしたら”病院でも行くか”と手配して連れて行ってくれたり。合宿でもいろんな配慮をしたスケジュールをきちんと組んでもらって、常に保永さん自身のことは二の次で自分ら選手のことを考えてくれる。あんな人、なかなかいないですよ。凄い人だと思いますよ」
 ある時、宇和野は試合で肩を痛めた。オフがあって、さあ合同練習を始めようとする時になって保永に「肩が痛いんです」と言った。いつもは優しい保永が、この時ばかりは怒った。
「オフがあったのになぜ治そうとしなかったのか!」
 宇和野は自己管理がなっていなかった。プロとしてやらなければならないことを怠っていたのだ。保永は理不尽に怒ったりはしない。怒られて当然のことしか怒らない。「怒られたあと、それだけで終わらない。ちゃんといい先生を紹介していただきまして」と宇和野は言う。
 和田は腰が悪い。保永からコルセットを買ってもらったりもしたし、無理をしながら練習をしている時など「焦る気持ちはわかるが、やっていい時と悪い時がある」と諭されたりもした…。
(次回に続く)

週刊プロレス No.1223 2004/9/22号(9/8発売)より


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最終更新日: 2016-03-06 (日) 00:20:23 (1663d) HTML生成時間: 0.049 秒
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