長州イズムって何だ!? 第10回

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長州イズムって何だ!?
連載10 文 安田拡了
〜地獄のサイパン合宿。そこで長州を鬼だと思った。だが、あの合宿があったから、今の宇和野がいる。

 WJという団体が旗揚げしなかったら、宇和野貴史は今ごろ、何をしていたのだろう。
 おそらく郷里の北海道に帰って、まったく違う仕事に就いていたはずだ。
 2002年、宇和野はプロレスラーとして限界を感じながら暮らしていたと言っていい。というのはIWAのチャンピオンとなっても相変わらず生活が苦しくて、アルバイトをしなければならない。
(そこまでしてプロレスラーをやり続ける意味があるのか)
 宇和野は行き詰まっていた。
 チャンピオンになれば、プロレスラーとして自信が持てるんじゃないかとも思いこんでみた。しかし、そう思ったのに、なにも変わらなかったからだ。
 そんな時、谷津嘉章が「WJが旗揚げするが、どうだ?」と話を持ってきた。
 宇和野はもともと長州の試合を見て、プロレスファンになり、高校時代はプロレスラーになるために柔道部に在籍。全国大会でベスト8にもなっている。
 柔道で大学推薦が取れたが、それを断ってプロレスラーになりたいと上京した。
 だが、新日本の入門テストを受けたが落ちた。浜口ジムを経てIWAジャパンに入団していた。
 それから何年も経ってから、憧れだった長州のところでやれるかもしれないとなったのだから、さぞや胸が躍ったに違いない。
「長州さんは、この業界で一番厳しく、一番怖い存在と思っていた。プロレスラーとして自信もなくなっていたし、一番厳しい長州さんのところで、自分がプロレスラーとしてやっていけるかを試してみようと思った。それで駄目だったらプロレスをあきらめきれると思ったんです。そして頑張り抜けば自分が変われるだろうし。だから、長州さんのところで、一からやってみたい!と思いました」
 旗揚げに向けて長州はサイパン合宿をおこなった。それは宇和野にとって地獄の日々になった。
 厳しい練習に加えて、長州の一言一句に耳を傾けなければならない。極度の緊張感。
「練習のキツさは言うまでもないですが、怒られ、怒鳴られ、鉄拳も飛んでくる。これまでのキャリアもすべて否定されました。わずか10日間でしたけど、あの日々はいまでも忘れられない。地獄でした。逃げたくてもサイパンだから、逃げようもない。毎朝、頭痛がして、胃もキリキリと痛む。それで朝、目覚めるんです」
 これまで経験したことがない長州のプロレス道だった。
 しかし、このサイパン合宿があったから、いまの自分があるとも思うし、いや、まだまだダメだとも思う。
 ダメだと思うのは、お客さんを引き込むような試合ができないという反省から。時折、どうすればお客さんが喜んでくれる試合ができるんだと一人で悩むのだという。選手会の興行、8・19後楽園が迫っているというのに「大事な興行だから」とまた悩む…。
 これまで何度も連載で出てきているが、旗揚げ戦の石井vs宇和野戦は壮絶な「ど真ん中」試合だった。凄みがあった。
 宇和野にとって、その原点がサイパン合宿にあった。
 あの旗揚げ戦は自分の持っているものをすべてぶち込んだ。
「そう悩んでいる暇なんてないんですよね。出し惜しみなんてしていたらダメなんですよね。全部出し切らないと。自分たちが主役。やるしかないんですから。8・19で旗揚げ戦以上のものを出さないと、その先が見えなくなってしまうんですから」
 サイパン合宿。そして鬼の長州は人生を変えるほどの財産だ。宇和野は金で変えない人生を8・19ですべてぶつける!
(つづく)

週刊プロレス No.1220 2004/9/1号(8/18発売)より


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最終更新日: 2016-03-06 (日) 00:20:23 (1621d) HTML生成時間: 0.040 秒
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